複合機のソーター機能とは?
スタック機能との違いや便利なオプション
2024.03.21
複合機業務効率化
ビジネスシーンには紙の資料を使う場面が数多くあります。会議や研修の情報共有に使う資料のほか、詳しい手順を解説する業務マニュアルのように、書類の枚数が非常に多くなることも珍しくありません。こうした資料を作成する際、書類を取りまとめたりホチキスで留めたりする手作業の効率が悪く、お悩みではないでしょうか。複合機の機能を活用すれば、作業の工数を削減できる可能性があります。
本記事では、枚数の多い資料を印刷するときに便利な、複合機の「ソーター機能」について解説します。ソーター機能を搭載したおすすめの複合機もご紹介するため、業務効率化を視野に入れて改善策をお探しのご担当者様は、ぜひ参考にしてみてください。
本記事では、枚数の多い資料を印刷するときに便利な、複合機の「ソーター機能」について解説します。ソーター機能を搭載したおすすめの複合機もご紹介するため、業務効率化を視野に入れて改善策をお探しのご担当者様は、ぜひ参考にしてみてください。
複合機のソーター(ソート)機能とは?
複合機に搭載されたソーター機能を活用すると、印刷の作業でどんなことが実現できるのでしょうか。初めに、ソーター機能の特長やスタック機能との違いを解説します。
ページ順に印刷ができる機能
ソーター機能とは、複数枚を印刷するとき、ページの順番通りに印刷する機能のことです。例えば、1ページ目が「A」、2ページ目が「B」、3ページ目が「C」という全3ページの資料があったとします。この資料をソーター機能で印刷すると、印刷物が「A・B・C」の順番で並んで出力されるのです。2部印刷した場合は「A・B・C・A・B・C」と出力されます。ページ数の多い冊子を、複数部まとめて印刷するケースで役立つ機能です。
ソーター機能が便利な理由
ソーター機能は、印刷後の仕訳や製本といった手間がかかる作業を短縮できる点で便利です。冊子を作るとき、印刷物がページの順番通りに並んでいないと、印刷が終わったあとに仕分けの作業が必要になります。しかし、ソーター機能を使えば、仕分けの作業の手間が減り、そのままホチキスで留めるだけで簡単に冊子が完成します。大量の冊子を作るシーンで業務効率化につながるのが魅力です。
スタック機能との違い
スタック機能とは、複数枚を印刷するとき、指定した部数をまとめて印刷する機能のことです。上記の例と同様に、1ページ目が「A」、2ページ目が「B」、3ページ目が「C」という全3ページの資料があったとします。この資料を2部印刷する場合、通常では「Aを2枚」「Bを2枚」「Cを2枚」とページごとに部数を指定して印刷しなければなりません。それに対して、スタック印刷ではA・B・Cの原稿を「A・A・B・B・C・C」と同じページごとにまとめて出力することが可能です。
ソーター機能の活用シーンは?
複合機に搭載されているソーター機能は、具体的にどのようなシーンで活用できるのでしょうか。ここでは、ソーター機能で効率化できる業務の例をご紹介します。
ページ数の多い資料の作成
ソーター機能は、主にページ数の多い資料を印刷する場面で役立ちます。印刷物を刷り終えた時点ですでに指定した順番通りに紙が並んでいるので、仕分作業の工数を大幅に削減できます。ページ数の多い会議資料を作成する場面や、学校の配布物を作成する場面で業務効率化を実現可能です。
冊子の印刷
ソーター機能は、複合機のオプション機能であるフィニッシャーと併用することにより、冊子の印刷がさらに便利になります。フィニッシャーとは、ホチキス留めなどの加工処理を行う複合機の機能です。ソーター機能でページを順番通りに並べ、フィニッシャーで重ねて綴じ合わせれば、自動的に冊子の形に仕上げられます。セミナー冊子や社内マニュアルなどの資料作りの自動化が期待できます。
ソーター機能の使い方と複合機の便利なオプション
複合機のソーター機能を利用する方法や、オプション機能を活用する方法をご紹介します。高機能な複合機の機能をあらゆる資料作りでお役立てください。
ソーター機能の使い方
複合機本体で設定する
複合機の機種にもよるものの、一般的にソーター機能は「コピーメニュー」や「機能メニュー」の画面から「ソーター」を設定し、枚数を指定するだけで簡単に利用できます。細かな手順は複合機のメーカーやモデルによって異なるため、お使いの複合機の設定方法をご確認ください。
PCから設定する
PCでソーター機能を利用するケースでは、印刷する際に印刷プロパティの画面から設定を行うのが一般的です。例えばMicrosoft社の「Word」や「Excel」でソーター機能を利用するには、メニューの「ファイル」から「印刷」を選択し、「部単位で印刷」を選ぶことで設定できます。使用するPCやソフトによって印刷プロパティの画面が異なる場合があるため、詳しい設定方法をご確認ください。
併用すると便利な複合機のオプション
ADF
複合機のオプションのADFとは、自動原稿送り装置のことです。トレイに複数枚セットした原稿が自動で送られ、1枚ずつ読み取りします。書類を原稿台に並べて手作業で読み取る手間を省けるのが魅力です。ソーター機能とADFを併用すると、ページ順に原稿を並べてトレイにセットするだけで、原稿と同じ順番で印刷できるようになります。
フィニッシャー
複合機のフィニッシャーとは、印刷した用紙に後加工をするオプション機能を指します。代表的なのは、印刷物を1部ずつステープラーで留めて加工する機能です。ステープラー留め以外にも、穴あけ・中折り・製本といったさまざまな加工方法を選べます。ソーター機能とフィニッシャーを併用すると、印刷後に手作業で紙を綴る工数が削減され、作業効率の向上が期待できます。
【参考】複合機のフィニッシャー活用術|生産性向上に役立つ便利機能を解説
https://www.kyoceradocumentsolutions.co.jp/column/mfp-printer/article2.html
【参考】複合機のフィニッシャー活用術|生産性向上に役立つ便利機能を解説
https://www.kyoceradocumentsolutions.co.jp/column/mfp-printer/article2.html
ソーター機能付きのおすすめ複合機
京セラドキュメントソリューションズでは、ソーター機能付きの便利なカラーA3複合機「TASKalfa 7054ciシリーズ」をご用意しています。ここでは、当シリーズのカラーA3複合機の特長をご紹介します。
カラーA3複合機
TASKalfa 7054ci
ビジネスシーンにおける枚数の多い印刷業務を効率化したい方におすすめのカラーA3複合機です。ソーター機能を搭載しているため、会議資料や業務マニュアルをはじめとしたページ数が多い資料を印刷する際、時間を短縮できるのが魅力です。シンプルで直観的に操作しやすいタッチパネルから、簡単にソーター機能を設定していただけます。資料作りをさらに効率化するなら、オプションでADFやフィニッシャーを追加するのがおすすめです。ソーター機能と組み合わせることで、複数ページの資料をホチキスで綴じた状態で一括印刷できるようになります。
複合機のソーター機能で資料作成を効率化しましょう
ここまで、複合機のソーター機能で実現できることや、活用シーンと使い方、おすすめの複合機までご紹介しました。ソーター機能を活用すると、複数枚を印刷するときにページの順番通りに印刷できるようになります。印刷物を取りまとめる作業を省けるため、資料作成の作業効率が向上するのが魅力です。複合機のオプション機能であるADFやフィニッシャーとの併用によって、より多くの作業を自動化することもできます。枚数の多い資料を作成する手間を削減するなら、京セラドキュメントソリューションズのカラーA3複合機「TASKalfa 7054ciシリーズ」をぜひご検討ください。
京セラドキュメントソリューションズが提供するお役立ちコラムでは、業務上の課題解決のヒントや、現在のビジネストレンドなど、知っておきたい情報を業種やテーマごとに発信しております。また、ペーパーレス化やセキュリティ強化などを詳しく解説したお役立ち資料を無料で公開しておりますので、ぜひご覧ください。