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「ppm」「ipm」とは?複合機・プリンター選びに欠かせないスピードについて解説

2021.10.29

生産性向上複合機プリンター

「ppm」「ipm」とは?複合機・プリンター選びに欠かせないスピードについて解説
会社の業務効率をよくするためには、複合機やプリンターの印刷スピードは速い方が助かります。資料作成の回転率が高まるので、急ぎで対応したいときにも便利です。

そんな複合機・プリンターの印刷の速さを比較するためには、「ppm」「ipm」という単位があることはご存じでしょうか。「ppm」「ipm」とは、どのような意味があるのか詳しく解説していくので、ご参考にしてください。

目次

複合機やプリンターの印刷スピードを示す「ppm」と「ipm」の意味

複合機やプリンターの印刷スピードがどの程度なのか判断するためには、「ppm」「ipm」という単位を知っておくと便利です。これらの意味について解説していきます。

「ppm」「ipm」とは?

複合機やプリンターのスペックを表すときに目にする「ppm」「ipm」という単位。それぞれ「page per minute」「image per minute」の意味で、1分間に何枚(何イメージ)印刷できるのか表している単位です。ipmは、ISO(国際標準化機構)が定めた単位で、スキャナーの読み取りスピード(1分間に何ページ読み取りできるのか)を表す際にもipmが使われます。

ppm、ipmは、機器の印刷スピードやスキャンスピードを比較するうえで参考になる単位です。一般的にppmの数値が高いほど、印刷やスキャンの効率は良くなります。

複合機やプリンターの印刷スピードを決めるときのポイント

会議や提案で使用する資料が大量に印刷する機会が多い方は、印刷スピードが速い複合機やプリンターを使えば準備時間の短縮につながります。商品を決めるときのポイントを解説していくので、ご参考にしてください。
複合機やプリンターの印刷スピードを決めるときのポイント

検討中の商品の「ppm」「ipm」の数値を比較する

複合機やプリンターの商品情報を確認すると、「ppm」「ipm」の数値が記載されています。そこから印刷スピードを比較して、予算内で効率的に印刷できる複合機やプリンターを選んでみてください。

使用しているプリンター、複合機の印刷スピードと比較する

現在オフィスで使っている複合機やプリンターの印刷スピードに課題を感じているなら、使用中の機器のスピードを確認し、導入を検討している機器と比較してみましょう。また、印刷スピードだけでなく、スキャンスピードを向上することも効率改善に役立つ場合があります。

機器の周辺で社員の列ができているなど、すでに不都合が生じている場合は、現在の印刷スピードより速い機器の買い替えを検討することをおすすめします。

メーカーのポジショニングマップを参考にする

メーカーのポジショニングマップを参考にする

メーカーによって、複合機やプリンターの「ポジショニングマップ」を作成・公開していることがあります。ポジショニングマップは、各商品のポジションを縦軸と横軸から表現したマップのことです。

例えば京セラドキュメントソリューションズでは、縦軸を「本体希望小売価格」に設定し、横軸を「印刷スピード」で表現したポジショニングマップを公開しています。

横軸の印刷スピードでは、40枚/分、60枚/分、80枚/分と、商品ごとのppm、ipmを表し、それぞれの価格帯と印刷スピードによるポジショニングがひと目でわかるようになっています。

京セラドキュメントソリューションズでは、印刷スピードが80枚/分のハイスペックな高速複合機から、低コストで導入できる印刷スピード24枚/分の複合機まで、幅広いモデルを取り扱っています。

どれくらいの印刷スピードを有した複合機やプリンターを選ぶべきか検討する際には、自社の月間印刷枚数を参考にしてください。例えば、月間印刷枚数が30,000枚を超えるオフィスでは、印刷スピード60枚/分以上の複合機やプリンターがおすすめです。月間印刷枚数は利用履歴から確認できるので、まずは毎月どの程度印刷しているのか確認してみてください。

また、定例会議資料の印刷など、1回あたりで大量印刷や連続印刷を行う機会が多いという方は、月間印刷枚数に関わらず、連続印刷速度の高い複合機を選ばれることもあります。

印刷スピード以外にも!複合機・プリンター選びで注目すべき「スピード」

オフィスに適したプリンター・や複合機を選ぶ際には、連続印刷速度以外のスピードも大切です。スキャンスピードやファーストコピータイム、ファーストプリントタイムなど、さまざまな指標がありますのでご紹介します。
印刷スピード以外にも!複合機・プリンター選びで注目すべき「スピード」

スキャンスピード(原稿読み取り速度)

スキャンスピードとは、複合機などの原稿送り装置から、原稿イメージを読み取るスピードのことを指しています。スキャンスピードが速ければ、大量にコピーしたり、データ化したりする時間を短縮できます。

現在、リモートワークの普及や環境配慮などを背景にペーパーレス化が進んでいます。電子化をスピーディーに行うためにも、印刷スピードだけでなく、スキャンスピードにも着目すると良いでしょう。

複合機によっては、1回の読み取り作業で両面を同時にスキャンできる原稿送り装置や、ステイプル(ホチキス)を検知する原稿送り装置などもあります。業務のニーズに合わせて適切な原稿送り装置を選ぶことも重要になります。

ファーストコピータイム、ファーストプリントタイム

ファーストコピータイム、ファーストプリントタイムとは、コピーやプリントのスタート操作を実行してから、最初の1枚が印刷されるまでの時間のことです。例えば当社のカラーA3複合機の場合、モノクロで5秒から6秒程度、カラーで6秒から8秒程度の時間がかかります。(機種により異なります。)

主に大量印刷や連続印刷の用途が少なく、1枚1部の資料を出力するといったケースが多い場合に着目して欲しいスピードです。ファーストコピータイム、ファーストプリントタイムが速ければ、1部でも効率よく印刷できます。

スピードとあわせて確認したい、複合機・プリンター選びのポイント

複合機やプリンターを選ぶときは、スピードとあわせて注目したいポイントが他にもあります。具体的に解説していきます。
スピードとあわせて確認したい、複合機・プリンター選びのポイント

画質(解像度)

カラー印刷の用途が多いなら、高画質の複合機やプリンターを選ぶことをおすすめします。

印刷や読み取りの画質は、解像度で示されます。「dpi」(Dots Per Inch)という単位が用いられ、1インチ(2.54cm)の1辺にドットを何個並べることができるかを表しています。複合機やプリンターのスペック表では、印刷解像度(書き込み解像度)やイメージスキャナによる走査解像度(読み取り解像度)を表す際に使われます。この数字が大きいほど、きめ細やかな画像となり、小さい文字や細い線はくっきり明瞭に表現され、素材の質感や繊細な色のトーンはなめらかに再現されます。

画質を重視した納品物や資料を印刷する機会が多いなら、カラー印刷の彩度や明るさ、シャープさなど、ユーザー側で仕上がりイメージをカスタマイズできる機能を持つ複合機やプリンターを選ぶこともおすすめです。

機能

オフィス文書の印刷や送受信に必要な機能を持った複合機やプリンターを選ぶことも大切です。例えば資料を電子化するなら、スキャナー機能が備わった商品を選ぶ必要があります。そのときに、スキャンの量やニーズにあわせた原稿送り装置が搭載されているのか、確認しておくことが大切です。

また印刷物を資料としてまとめたいときには、フィニッシャー機能が重宝します。他にも印刷する際に、ID認証機能があれば、印刷物の放置やミスプリントを減らすきっかけにもなるはずです。

リモートワークを取り入れている企業なら、ドキュメントの保存や共有機能といった便利機能が搭載されている複合機やプリンターもおすすめです。

資料印刷のたびに自席と複合機を行き来する必要がないよう、スマホやタブレットから印刷操作ができる商品もあるので、オフィスにあわせて機能性を検討してみてください。

サイズ

自社の印刷状況を把握した上で、どのサイズの印刷物が多いのか事前に確認しておくことは大切です。A3サイズの印刷物が少ないなら、A4サイズのみの複合機やプリンターを選ぶのも良いかもしれません。

カラーA3複合機よりも、カラーA4複合機の方が機器のサイズが小さい傾向にあるため、オフィスの間取りを広く利用できます。また一般的に、A3複合機に比べ導入にかかるコストを抑えられるというメリットもあります。

配置する場所によって、どの程度のプリンター、複合機が適切なのかよく検討してみてください。

保守・サポート体制

複合機やプリンターのトラブル、故障の際に素早い対応を期待するなら、サポート体制が充実しているメーカーや販売店を選ぶことをおすすめします。

例えばトラブルや故障が発生した際に、いつでも相談できるサポートセンターがあれば、印刷の稼働が止まってしまったときも安心です。

また、複合機やプリンターをいつも良好な状態でお使いいただくために、保守契約に加入しておくこともおすすめです。詳しい契約内容は機種や購入先によって異なるので、事前に確認してから商品を選んでください。

複合機やプリンターの印刷スピードを意識して商品を選ぼう

複合機やプリンターの印刷スピードは、業務効率にも影響します。より快適に使用するためにも、「ppm」「ipm」をはじめとした、複合機やプリンターの生産性を表す数値に着目してみてください。印刷スピードとともにスキャンスピードも考慮すれば、原稿枚数が多くても素早く読み取りと印刷が可能になり、ドキュメント作成をさらに効率化することができます。

事前に月間印刷枚数や印刷シーンなどを把握した上で、自社の利用状況に合う複合機やプリンターを選んでみてください。

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