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セキュリティーソフトはいらない?
企業がサイバー攻撃に備える必要性

2023.4.7

セキュリティー

セキュリティーソフトはいらない?企業がサイバー攻撃に備える必要性
最近では「業務用PCにはサイバー攻撃のリスクに備えてセキュリティーソフトを導入すべきである」という考え方が主流となっていますが、例えばWindows10や11では、セキュリティーソフトが標準搭載されています。だからこそ「市販のソフトは本当に必要なのか」「これまでと同様の対策で問題ないのでは」と、疑問に感じることがあるのではないでしょうか。

本記事では、企業で用いるPCに「セキュリティーソフトはいらない」という誤解を解き、改めてセキュリティー対策の重要性をお伝えします。最新の保護機能を搭載したソフトもご紹介しますので、情報セキュリティーのご担当者様はぜひご一読ください。

目次

企業で用いるPCにセキュリティーソフトはいらないのか?

過去にサイバー攻撃を受けた事例が存在しないことから、「自社にセキュリティーソフトはいらないのではないか」と考えるユーザーも少なくないようです。セキュリティーソフトは本当に不要なのでしょうか。初めに、サイバー攻撃に備えてセキュリティーソフトを導入する重要性を解説します。
企業で用いるPCにセキュリティーソフトはいらないのか?

セキュリティーソフトの役割と導入しないことのリスク

セキュリティーソフトの役割は、企業のコンピューターをサイバー攻撃の脅威から守り、インターネット環境を安全な状態に保つことです。セキュリティー製品による対策を実施しない場合には、サイバー攻撃を受けて予期せぬトラブルに巻き込まれるリスクがあります。

自社のセキュリティーレベルの低さが原因で、脆弱性を狙った攻撃者に不正侵入されてしまうと、企業に大きな損害がもたらされます。例えば、社内で保管していた個人情報や機密情報が流出するなど、情報漏えいによる被害に注意が必要です。ほかにも、Webサイトの内容が書き換えられたり、社内のパソコンがウイルス感染して乗っ取られたりと、さまざまな被害が考えられます。

また、セキュリティーソフトを導入せず問題が起きた場合、企業の信用問題にも発展しかねません。企業がサイバー攻撃に対応できずにいると、外部からは「リスク対策を怠った」とみなされます。取引先や顧客に迷惑をかけるだけでなく、企業イメージの低下を招く危険性もあるのです。セキュリティー上のトラブルを事前に防ぎ、被害を最小限に抑えるためにも、セキュリティーソフトの導入が推奨されています。

サイバー攻撃の主な種類

標的型攻撃

特定の組織や個人を狙って行われるサイバー攻撃です。攻撃者が取引先や知り合いになりすまして、悪意のあるファイルや不正ソフトが埋め込まれたURLを迷惑メールで送りつけ、マルウェアへ感染させます。

ランサムウェア

不正な操作によって組織内のデータを利用不可能な状態にした後、データの復旧と引き換えに身代金を要求するマルウェアのことです。データを人質にとる際は、ファイルの暗号化などの手段が用いられます。

ゼロデイ攻撃

特定のソフトウェアに対する、セキュリティーの脆弱性を狙った攻撃のことです。その際、脆弱性に関する情報が公開されたり、修正プログラムが配布されたりする前に素早く攻撃が行われるという特徴があります。

キーロガー

コンピューターのキーボード操作を監視して記録する装置のことです。通常はシステム開発などで使われる装置ですが、不正に仕掛けられると入力したパスワードなどの情報を読み取られる危険性があります。

サプライチェーン攻撃

協力会社間の関係性を利用して攻撃する仕組みです。まずはセキュリティーレベルの低い企業を攻撃して踏み台にした上で、サプライチェーンの内部からセキュリティーレベルの高い企業にも攻撃を行います。

水飲み場型攻撃

攻撃対象のユーザーがよく利用するWebサイトを改ざんして、マルウェアを仕掛ける手口です。信頼しているWebサイトを介して攻撃を受けるため対策が難しく、被害に気づきにくい傾向にあります。

クリックジャッキング

Webサイト上に特殊な細工をして、ユーザーの意図に反するクリック操作をさせる手口です。閲覧中のサイトに不正な外部サイトを重ねて表示してクリックを誘い、ユーザー側が意図しない処理を実行させます。

ドライブバイダウンロード

セキュリティーレベルの低いWebサイトを改ざんして、サイトを訪問したユーザーに自動でマルウェアをダウンロードさせる手口です。ユーザー側のOS・ブラウザー・アプリなどの脆弱性を狙って攻撃が行われます。

SQLインジェクション

データベース管理システムの操作に用いる言語「SQL」を悪用して不正アクセスを行います。攻撃者がWebサイトの問い合わせフォームなどから悪意のあるSQLを入力して、データベースの情報を窃取します。

セキュリティーソフトに関するよくある質問

企業のセキュリティー対策でソフトを導入する際、よくある質問とその回答をご紹介します。市販のセキュリティーソフトを購入する前に、選び方のポイントや注意点をチェックしておくようおすすめします。
セキュリティーソフトに関するよくある質問

無料のセキュリティーソフトでも良いですか?

第三者機関から高評価を受けている高品質なセキュリティーソフトであれば、無料ソフトでも十分に性能が高く、一般的なセキュリティー対策に利用できます。ただし、サポート窓口などの充実したフォロー体制や、カスタマイズの柔軟性などを考慮するならば、有料ソフトを選んだほうが安心です。セキュリティー対策は企業の信頼に関わるという理由からも、ビジネスシーンでは有料版の導入をご検討ください。

PCがウイルスに感染したらどうなりますか?

PCやスマホなどの端末がウイルスに感染すると、端末の動作に問題が生じる、意図せずプログラムのインストールやファイルの削除が行われる、情報を窃取されるなどの可能性があります。さらに企業の場合は、顧客や取引先に関する情報が流出する、業務に必要なシステムが停止する、協力会社にマルウェアが拡散されるといったリスクが考えられます。社外に被害を与える可能性がある点にも注意が必要です。

セキュリティーソフトのデメリットはありますか?

企業がセキュリティーソフトを導入する際は、1台1台の社内PCにインストールを行う工数や、初期設定を行う工数など、さまざまな人的コストがかかります。また、更新プログラムの適用など、社内で適切な管理を行い、常にソフトを最新の状態にアップデートする作業も欠かせません。社内PCの台数が多い企業では、情報セキュリティーの担当者に負担がかかりやすい点に留意する必要があります。

おすすめのセキュリティーソフト

最後に、多様なサイバー攻撃の手口から自社のPCを保護するために、有効なセキュリティーソフトをご紹介します。高度なセキュリティー機能を搭載したソフトが、サイバー攻撃への防御力を高め、速やかに対処できる体制を実現します。ぜひ当社が提供する企業向けセキュリティー対策をご検討ください。

信頼性の高いウイルス対策ソフトでPCを保護
TASKGUARD エンドポイントセキュリティー

業界トップクラスの高い検知能力を誇り、あらゆるサイバー攻撃から社内の端末を守るエンドポイントセキュリティーソフトです。社内PCや社外持ち出しPCのセキュリティー対策を、管理者のPCで一括設定していただけます。ウイルスソフトの更新プログラムは自動でバージョンアップを実施。さらに、ファイアウォールやIPS(不正侵入防止システム)で、ネットワークのセキュリティー対策も強化します。管理者の負荷を軽減し、安全なテレワーク環境の整備にお役立ていただけます。

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万が一のインシデント発生時も安心の対応
TASKGUARD EDR WSセキュリティーサービス

万が一自社がサイバー攻撃を受けた際、速やかに攻撃を検知して的確な初動対応をサポートするセキュリティーサービスです。24時間体制で監視を行い、異常を発見するとアラートメールで迅速に通知します。さらに、インシデントの発生時にはリモートサービスで初動対応を行い、被害の拡大を防ぎます。社内の大切な情報資産を守るために、サイバー攻撃を防ぐとともに、攻撃を受けてしまった場合まで想定した多層防御を実現できるサービスです。

TASKGUARD EDR WSセキュリティーサービス


「セキュリティーソフトはいらない」と決めつけず、改めて検討を

ここまで、企業で用いるPCにセキュリティーソフトを導入する重要性を解説しました。サイバー攻撃を受けると、社内の機密情報が流出したり、通常業務が停止したりと、多くの被害が懸念されます。取引先や顧客にまで被害が広まったり、企業イメージが低下したりするリスクにも注意が必要です。近年は、多様化するサイバー攻撃を受けて、高度な防御機能を搭載したセキュリティーソフトが登場しています。過去に大きな事故がなかったとしても、「自社は大丈夫だからセキュリティーソフトはいらない」と判断せずに、最新の手口に備えた対策をご検討ください。

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