課題解決

2018/05/25
既存システムで稼働中の
出力端末の見直し
既存システムを安定して継続稼働させるには、周辺機器の維持も欠かせません。特に出力端末については、入れ替えによりランニングコストコストが下がる可能性もあるため、一度見直しを検討されてはいかがでしょうか。
システムと同時に出力機器もチェック
既存システムを安定稼働させる、とひとことで言っても、実際に動いているのはシステム本体だけではありません。見落としがちですが、伝票を出力するプリンターなど、連動する出力端末についても、老朽化が進んでいないか、確認しておくことが大切です。
本音は、システムも出力機器も同じタイミングで変えたいところですが、プリンターの再リースや保守の契約期間が都合よくその時期と合うとは限りません。逆に、契約延長の手続きを終えたタイミングで新しいシステムの導入が決まり、無駄なコストが発生してしまうという可能性もあります。
また、たいていの場合は保守契約を延長するとその価格は割高になるうえ、古い機種になると保守部品も少なくなるため、これまで通りのスピード感でサポートを受けられない可能性も出てきます。

既存システムに対応するプリンターを選ぶ
もしプリンターを替えるなら、既存システムで問題なく安定稼働することはもちろんのこと、新しいITシステムへの接続切り替えにも手間のかからない機種を選んでおきたいところです。スムーズな移行を可能にするために押さえておきたいポイントを、2つご紹介します。
1.エミュレーションが搭載されている
既存のレガシーシステムに結びついているプリント機器と同様の動作環境をサポートする、「エミュレーション」機能が搭載されていれば、スムーズに置き換えができます。逆にこの機能がない場合、プリンターを旧端末から置き換えた際、これまでと同じ印字結果が得られないことがあります。
2.システムに柔軟に対応できるカスタマイズ性がある
今後導入されるシステムによっては、伝票や書類などのフォームが変更になることも十分考えられます。
例えばそんな状況が起こっても、利用したいフォームをその都度インプットできるプリンターなら、任意のタイミングで変更になったフォームをプリンターに登録し、新伝票の印刷に対応できます。
導入後もカスタマイズできる機種を選んでおけば、新システムでも快適な印刷環境をキープすることができます。
コスト効果の高いプリンターを選ぶ
物品を購入される際には、最終的に「いま」入れ替えるメリットがあるものかどうか、ということを見極められることと思います。プリンターにおいても同じではないでしょうか。金融機関の勘定系システムなどに接続する場合は、印刷枚数も多くなるため、プリンター本体の価格以上にランニングコストの価格に注目して機器を選ぶことが大切です。
たとえば、印刷スピードがほぼ変わらない既存システムで利用中のA社プリンターと京セラのプリンターの場合、本体価格はほとんど変わりませんが、1枚当たりのトナー価格におよそ6倍の差があります。(A社3.6円、京セラ0.6円、現在販売中のモノクロA4プリンターのトナー定価より算出して比較)
そのため、印刷枚数が多ければ多いほど、ランニングコストの安い京セラプリンターをお使いいただく方がコスト削減効果が高くなります。
(このコスト差が生まれる理由は、商品紹介ページでご紹介しています。)

このように、将来的に長く活用でき、現状の印刷コスト削減にもつながるプリンターを選んでおくことは、新システムへの移行をスムーズに実現するための有効な手立てとなります。