コラム

将来のIT融合に向けたファーストステップ

コラム2018/05/25

将来のIT融合に向けた
ファーストステップ

ITによる業務の効率化・自動化が進む金融業界。今後、自社でも新しい仕組みを導入していきたい、とお考えの企業も多いと思います。それでは、将来のIT融合に向け、どのようなことを最初に考えておくとよいのでしょうか。

加速する金融業界のIT化

経済産業省の策定する、2030年に向けた日本の成長戦略「新産業構造ビジョン」では、社会インフラのIoT化のひとつの施策として、金融のIT化を意味する「Fintech(フィンテック)」を掲げています。現に、仮想通貨やブロックチェーンなどをはじめとして、「金融のIT化」を個人の生活レベルでも実感する機会も増えてきました。

経産省がFintechを促進する目的のひとつに、地域産業の活性化があります。送金や決済、資金調達などを効率化・自動化して手間を減らすことで、個人や地域中小企業の経済活動が活発になることが期待されているようです。お金の流通窓口となる地域の各金融機関においても、このようなIT化への対応については、すでに色々と検討されているのではないでしょうか。

加速する金融業界のIT化

新ITの導入前に考えておきたいこと

新ITの導入前に考えておきたいこと

ご存知の通り、金融業界では、2015年ごろから、メガバンクを中心にITを活用した新たな取り組みが進められています。
ITの導入は、人々の経営活動を活性化する「対外的な効果」だけでなく、金融機関自体が抱える経営難や人手不足など、内部課題の解消にも役立つことが期待されています。

そのため、新しいITサービスを導入したいとお考えの企業も多いのではないでしょうか。しかし、金融業界のIT化については日進月歩という状態にあるため、自社においては何を採用すべきなのか、今しばらく慎重に動向を見極めたいという方もおられるかもしれません。
また、実際に新しい仕組みを導入するとなると、やはり大きな経費負担が伴います。将来のIT化に向けては、どのITサービスを採用するかということだけでなく、やはり導入時期や経費についても、ベストな選択をされたいところだと思います。

既存システムの取り扱い

ITサービスの導入を検討する一方で、つい見落としがちなのが既存システムの取り扱いに関わる問題ではないでしょうか。もし基幹業務に影響するITシステムを導入するとなった場合でも、しばらくは現状のシステムに頼らなければならないことが予想されます。金融機関のシステムは、24時間365日の安定稼働など、一般業種に比べ高い条件を要求するものが多いです。そのため、慎重かつ安全に新システムの導入を実現するためには、対外的な業務に支障をきたすことのないよう、既存システムを安定的に稼働させておくことも大事な条件になるといえそうです。

そのうえで、既存システムを最小限のコストで効率よく運用する方法についても検討しておけば、将来のIT化に伴う経費の増大を抑えられる可能性が高まります。具体的な検討策については、こちらのページで紹介しています。

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