KXドライバー 機能
使いやすさを追求したユーザーインターフェイス
徹底的に使い勝手を追求し、「多機能でありながらわかり易い」ユーザーインタフェースにしました。プリンターもしくは複合機本体のイラストを大きく表示。エンハンスメントユニットの追加がそのままイラストに反映され、機器の形態を一目で確認する事が可能です。また、給紙方法や排紙先設定の該当箇所がイラスト上でカラーマークされるなど、視覚的にも分かりやすくなっています。
基本設定
普段良く利用する用紙サイズ・用紙方向・用紙の種類・出力部数等の設定をデフォルトの画面にまとめました。また、現在の設定を左下のエリアに表示し、すぐに確認いただけるように致しました。

簡単設定画面
印刷の向き、カラーモード、ページ集約など、基本的な設定項目の殆どは、画面上部にアイコンとして表示され、そのアイコンのクリックにより、印刷の向きなら縦・横、カラーモードならカラー・白黒と順次切り替わり、このタブだけで素早く目的の設定を行うことができます。

レイアウト
2in1、4in1など、1つのシートに複数ページを集約して印刷するN-UP(集約機能)、20~500%の範囲で1%ごとに任意の倍率を設定して、印刷データの縮小・拡大が行える変倍機能、冊子の形態で出力できるブックレット機能※などの設定が行えます。
- ※プリンター・複合機が両面印刷に対応している必要があります。

印刷品質調整
明るさ・コントラストの設定、色合い・彩度の設定、塗りつぶしパターンのスケーリングの設定、フォントのダウンロードや代替フォントの設定などが簡単に行えます。特に、色調関係の設定は「文書+グラフ」や「文書+写真」など用途別に最適なカラーモードをご用意し、カスタムのカラー調整では3枚のサンプル画像から目的に応じ感覚的に色調整※1をすることができます。
また、特定の色を基準に印刷の色調を簡単に調整できる簡単色調整機能を新たに搭載。企業ロゴなどのワンポイントカラーの修正や、写真の色調調整など簡単に行えます。
- ※1サンプル画像はあくまで目安です。実際の印刷結果と異なる場合があります。

セキュリティー
セキュリティー・ウォーターマーク機能
印刷物に対して「セキュリティー・ウォーターマーク」と呼ばれる地紋を印刷し、不正な複写による情報漏えいを抑止します。プリンタードライバーからの簡単な設定で、コピーをとると「複写禁止」等の文字が浮き出る印刷をすることが出来ます。
情報漏えいの心理的抑止効果があります。
出所の特定が可能・情報漏えいの発生元に対する抑止効果があります。
不正コピー防止用の専用紙が不要です。
地紋として特別なガードパターンを印刷することで対応した機器ではコピーやスキャンそのものを禁止することを可能とする機能です。
- ※出力した際の隠し文字の見え方、コピーした際の隠し文字の浮き出し方は、複合機・プリンターの機種や設定に依存するため、すべての機器の動作を保証するものではありません。
- ※セキュリティー・ウォーターマーク機能を利用されると600dpi/KIR Off/Eco Print Offとなり、解除してもこれらの設定は自動的には戻りません。
- ※地紋は用紙全体に印字されるため、トナーの消費量が増加します。
- ※PCL XLでのみ使用可能です。


印刷と同時にPDFを保存
Output to PDFの機能を強化。印刷と同時にPDFを保存という設定を新たに設け、PDF作成時に個別対応が必要であった操作を解消。同時にこの設定を全ユーザーに適用すれば、印刷される全ドキュメントのプリントイメージをファイルサーバー等に保存することができます。これによりユーザーに自分の印刷しているドキュメントが監視されていることを意識させ、無駄な印刷を減らすとともに、プリントによる情報漏洩を抑止する効果があります。
- ※KPDLオプションが必要な機種があります。

管理機能
KXプリンタードライバーでは特定のユーザーしか印刷できないようにするユーザー管理や部門単位でユーザーを管理する部門管理に加え、ユーザーが利用できるドライバーの機能を制限できる機能や印刷コストの削減に役立つ管理機能を多数取り揃えています。
簡単設定タブの設定
よく使う機能をアイコンで表示しわかりやすく、簡単にドライバーの設定変更が行えます。
ユーザーが利用できる機能を、簡単設定タブで設定できる項目だけに制限する機能です。初心者にも優しく、オペレーションの教育を短期間で済ますことができ、管理者の負担を削減できます。
カウント情報
カラー印刷のページ数をカウントして、ユーザーに使用の抑止を促しコストを削減します。

白黒モード
カラー印刷の使用を禁止する機能で、印刷モードを白黒に固定し、カラーを選択できなくします。印刷コスト削減に有効です。

その他
ポスター印刷機能
ポスターのような大判の印刷物も複数の用紙に分割して出力できる機能です。最大A3サイズのドキュメントをA3用紙で5×5(のりしろを含みます)に拡大が可能です。

個別プロファイル機能
サーバー/クライアント環境においてクライアント毎にプロファイルを管理する機能です。サーバー側のプロファイルとは独立しているので、クライアント毎にプロファイルを追加/編集/削除可能です。

ヘッダー/フッター印刷機能
アプリケーションに依存することなく、KXドライバーを用いて印刷する全ての文書に統一したヘッダー/フッターを付加する機能です。設定できる項目もユーザー名、ページ番号など5種を用意しており、文字の装飾・色・サイズも設定可能です。

「ユーザー名」、「コンピューター名」、「ページ番号」、「日付/時刻」、「任意の文字列(全角20文字まで)」の5種(重複設定可能)
印刷可能な項目それぞれに下記の6種を設定できます。
ヘッダーとして「左/上」、「中央/上」、「右/上」の3種
フッターとして「左/下」、「中央/下」、「右/下」の3種
「標準」、「斜体」、「太字」、「太字/斜体」の4種
「5pt」~「48pt」の計18段階
黒、赤、緑、青、黄、橙の計6種、ただしモノクロ機で印刷した場合、グレースケールで印刷されます。
ヘッダー/フッター印刷機能はKXドライバーのプラグインとして提供いたしております。また、対応OS、対応機種、使用上の制限がございます。詳しくは下記をご覧下さい。
対応OS
Windows XP、Vista、7、8、8.1、10
Windows Server 2003、Server 2008、Server 2008R2、Server 2012、Server 2012R2
その他制限
- ヘッダー/フッター印刷プラグインはKXドライバーVer4.1.1522以降に追加可能です。
- PCL XLでのみ使用可能です。
- 拡大縮小印刷時にフッターが印刷されない場合があります。
- ポスター印刷機能と同時に使用することはできません。