2019年10月17日
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 この度、ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン社より、WatchGuard社製品のGateway AntiVirusエンジンの機能強化に関する連絡が入りましたのでお知らせ致します。この機能強化により、広範囲かつ高度なウィルスに対応できるようになります。 詳細につきましては、下記をご覧いただきますよう宜しくお願い申し上げます。
1. 機能強化の背景
WatchGuard社製品のAntiVirusエンジンは、日々増え続けるマルウェアに対して、シグネチャー※1 の数を増やすことで対応しております。シグネチャーは、日々増えてきているため、将来的な対応としてデバイスの格納領域を増やす必要が出てまいりました。
2. 強化される機能について
1) Firebox及びXTMデバイスで格納できるシグネチャー 数のアップ
2) ヒューリスティック検知※2 機能の向上
3. 機能強化の開始
2020年1月1日より
4. 機能強化のために必要な作業
弊社が提供しているリモートサービスにご加入されているFirebox及びXTMデバイスについては、各リモートサービスの提供会社により順次アップグレードを実施しますので、販売パートナーやお客様による作業は必要ありません。 但し、リモートサービスにご加入されていないデバイスや、設置後の環境変更(例:ルーターや回線業者の変更)などによりリモートアップグレードが出来ない一部デバイスについては、以下1)、2)のいずれかの作業をお願い致します。
1) リモートサービスにご加入されていないデバイスへの対応
お客様のネットワークよりデバイスにアクセスし、WebUIにてアップグレードを実施していた だく必要があります。別紙手順書を準備しておりますので、準備出来次第ご連絡させていた だきます。
推奨バージョン:
・Fireboxデバイス 12.4.1 Update1 Build# 595401
・XTMデバイス 12.1.3 Update2 Build# 586018 (2019年8月23日現在)
2) 設置後の環境変更などによりリモートアップグレードが出来ないデバイスへの対応 お客様より、ルーターや回線を変更された業者にご連絡いただき、リモートサービスをご利 用いただけるようにしていただく必要があります。設定に必要な情報を記載したものを準備 しておりますので、準備出来次第ご連絡させていただきます。
尚、Fireware OS(ファームウェア) Version12.1.1以上のデバイスについては、アップグレード することなく、機能強化したものをご利用いただけます。
5. 機能強化を行わなかったデバイスについて
2020年1月1日以降、Fireware OS Version12.1.1以降にアップグレードされていないデバイスでも、最終更新したシグネチャーを用いてウィルススキャンを引き続きご利用いただけますが、より広範囲かつ高度なウィルスへの効果的な対策を行うために、Fireware OSのアップグレードを行い、新たなアンチウィルスエンジンを適用いただくことを推奨致します。
6. その他
本内容につきましては、ウォッチガード社ホームページに公開されております。
https://www.watchguard.co.jp/contents/apps/wp-content/uploads/79558628bf78514a7733229e0da1c28c.pdf
リモートによるアップグレードができないデバイスについてはご購入店よりご連絡させていただきます。
ご不明な点などがございましたら、ご購入店、または弊社担当までご連絡いただきますようお願い申し上げます。
注釈
※1 シグネチャーとは、世の中に存在する様々なコンピュータウイルスの特長を記録したファイルで、「パターンファイル」などとも呼ばれています。セキュリティソフトがウィルスを検出するためのパターンマッチング手法で使用され、シグネチャーを随時更新することで、既知のウィルス検知に効果があります。
※2 ヒューリスティック(Heuristic)は、「経験則の」「試行錯誤的な」という意味を持ち、セキュリティソフトのウィルス検出技術の1つです。あらかじめウィルスが取り得る挙動を登録し、プログラムコードに含まれる挙動と比較しウィルスを検出します。従来型のウィルス検出の手法であるパターンマッチングを用いない方法です。 |
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