インターネットサービス事業者でのユーザー情報漏えいやSNSでの不正ログイン事件が報道を賑わすなど、ますます身近な脅威になりつつある不正アクセス問題。件数が急増しているのに加えて目的も変化しつつあり、単なるいたずらや嫌がらせではなく、不正送金や商品の不正購入など経済的利益を狙ったケースが増えてきています。
最近増えているのが、特定の企業を狙って情報を抜き取ろうとする「標的型攻撃」です。通常の業務メールと区別がつかないよう巧妙化されたメール攻撃や、ウイルス対策ソフトで検出されない専用プログラムの使用など、発見されにくいのが問題。政府機関や大企業への攻撃の足掛かりに、その取引先である中小企業が狙われるケースも増えています。
ある部署のPCが極端に遅くなり、調べてみるとウイルス感染が発覚。駆除完了まで業務に著しく支障が出た。ウイルス対策ソフトは使っていたが、ある社員が自分のPCで古いバージョンのアプリケーションを使っていて、アプリの脆弱性を利用したウイルスが侵入、対策ソフトの動きを止めて広まってしまったらしい。
送金担当者にはフィッシングサイトの知識があり、日頃から正規サイトであること確認しつつ利用していたが、それでも不正送金が発生。実は、知らないうちに別の不正サイトでウイルスに感染、ネットバンキング(正規サイト)にアクセスするとIDやパスワードが抜き取られる状態になっていた。
人事担当者にメールでの問い合わせがあり、パスワードをかけた履歴書が添付されていたが、パスワードを入力して開いたらスパイウェアだった。暗号化されていたためウイルス対策ソフトが検出できなかった上に、問い合わせ自体に怪しいところもなく、ごく普通の対応としてファイルを開いてしまったのが原因だ。
複合機を使ってスキャンした機密書類やFAXのアドレス帳情報が外部から見られていたことが発覚。管理画面も見られてしまい、社内のネットワーク構造が知られてしまった。メンテナンス用にネットワークに接続しているため、外部からのアクセスが可能になっていたのが原因らしい。
ウイルス対策ソフトやファイアウォールの導入、アプリケーションの更新などを個別の端末で行っていると、端末を管理している社員が更新を怠るなど適切な管理が行われないことも。「WatchGuard XTM」なら、社内ネットワークの入り口に設置することで、全端末を一括管理。PCだけでなく複合機のセキュリティーも守ります。
ネットワークを通じた攻撃には、外部からの不正アクセスによる攻撃、ウイルス、不正サイトを通じたスパイウェアの侵入など多岐にわたり、本来はそれぞれに応じた重層的な対策を立てる必要があります。このような対策を1台ですべてまかなえるのが「WatchGuard XTM」。UTM(Unified Threat Management:統合脅威管理)と呼ばれるサービスです。
「イード・アワード」(株式会社イード主催)は、利用者への顧客満足度調査を通じて各分野の製品/サービスを表彰するアワードです。「法人向けセキュリティ部門」では、イード社のネットワークセキュリティ情報サイト「ScanNetSecurity」を通じ、従業員数1000名以上の企業及び組織でITセキュリティの運用または選定に関わっている人にアンケートを実施。ITセキュリティの主要な製品/サービスの利用満足度を尋ねたところ、「統合型アプライアンスの部」の「総合満足度」で、「WatchGuard XTM」が最優秀賞を獲得。また、「中小企業向けセキュリティ部門」においても、「ゲートウェイに設置するセキュリティ機器や統合型アプライアンスの部」における「運用管理満足度」で表彰されています。
WatchGuard社は、1996年の設立以来、UTM(Unified Threat Management:統合脅威管理)のパイオニアとして業界をリード。世界120カ国、1万5000社のパートナーを持ち、50~500人規模の企業では世界的販売シェアNo.1の信頼性を誇ります。利用者の声で受賞者が決まる「イード・アワード」でも最優秀賞を受賞するなど、満足度の高さも特徴です。
「WatchGuard XTM」では、接続PC台数や動作速度などの異なるさまざまなスペックの機器をラインナップ。SOHOサイズの小規模オフィスや支店から数千名の大事業所まで、ネットワーク環境やご予算に合わせて幅広いシステムをご提案できます。障害発生時に対応できる冗長構成や通信負荷を均等化するロードバランシングにも対応可能です。
セキュリティーレポート連携パッケージを使えば、京セラの複合機のタッチパネルを操作するだけで、グラフを使用したわかりやすいレポートが出力可能。レポートは約100種類。専門知識がなくてもひと目で効果が把握でき、今後の対策作りに役立ちます。
遠隔保守は京セラドキュメントソリューションズが実施。専門エンジニアとテクニカルセンターの専任体制でサポートします。さらに、京セラの複合機と同時にお使いいただければ、複合機とセキュリティーサービスの両方について、ワンストップでのサポートが可能です。