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環境保全の取り組みと実績

京セラドキュメントテクノロジー 石龍工場(中国)は「エコシスコンセプト」に基づくグリーン生産を行っています。さらに、毎年総経理の方針に基づき、環境目標を設定し改善を図っています。

2018年度の取り組みと実績

当工場では、2017年度の環境マネジメントシステムのグローバル統合に伴い、エネルギー使用量、CO2排出量を前年度の付加価値原単位比で3%削減、水使用量を前年度の総生産原単位比で1%削減、廃棄物排出量を前年度の総生産原単位比で1.5%削減、という環境目標を設定し、環境負荷低減に取り組んできました。これらの目標に対し、結果は、新工場建設の影響でエネルギー使用量・CO2排出量、水使用量においては原単位をクリアすることができませんでした。一方、廃棄物排出量においては、これまで有価物として取り扱っていたTHF廃液が産業廃棄物扱いとなったことが原因で、廃棄物排出量が年間48トン増加しました。(THF廃液の処理業者が政府の査察による環境整備を要求され、処理業者において処理コストが増加した。そのため、これまで有価物として引き取ってもらっていたTHF溶液は、処理費を支払って処理してもらうようになった。) しかし、THF廃液を除く産業廃棄物の排出量については、前年度比で66トン削減、となっています。

項目 2018年度
原単位目標
2018年度
原単位実績
2018年度
絶対量換算
結果
エネルギー使用量 前年度比3%以上改善 8.4%増加 991 kL増加 未達成
CO2排出量 前年度比3%以上改善 8.7%増加 1,919,005 kg-CO2増加 未達成
廃棄物排出量 前年度比1.5%以上改善 17.8%揄チ
(THF溶液を除く排出量:16.1%減少)
47,973 kg揄チ
(THF溶液を除く排出量:65,721kg減少)
未達成
水使用量 前年度比1%以上改善 11.1%増加 44,263 m³増加 未達成

エネルギー使用量削減の取り組み

当工場では、2007年度から2016年度までの9年間、電力使用量削減活動を継続的に実施し、2007年度の4,511万kWhから3,370万kWh(2018年度実績)に、原単位は2007年度比で25.3%削減しました。そして、2017年度以降は、環境マネジメントシステムのグローバル統合に伴い、エネルギー使用量原単位の削減を新たな目標として活動に取り組んでいます。その目標達成のため、政府の政策に応じて、効率の高いモーター・空調設備への切り替えなどの省エネ技術導入を推進し、エネルギー管理システムを活用しながら、逐次エネルギー使用状況を把握し、効率的なエネルギーの利用に取り組んでいきます。

● 電力使用量の推移

電力使用量の推移図

2018年度の省エネルギー取り組み内容

  • 集塵機モーターをインバーター化(3台)
  • コンプレッサーを省エネタイプに交換(2台)
  • パッケージエアコン18台交換
  • 汚水処理場 曝気ポンプを省エネタイプに交換 (2台)
  • 空調設備を省エネタイプに交換 (2台)

設備改造

当工場の主要な電力設備は空調機器です。工場内のすべての空調機器について省エネ責任者を明確にし、空調機器の稼働管理を徹底しています。また、空調揚水ポンプのインバーター化を推進しており、2017年に28台を切り替えました。
また、工場内でエネルギー消費の多い所を中心に、エネルギー管理システムを活用し、エネルギーの使用状況がモニターで確認できるよう、“見える化”を実施しました。
例えば、夜間(0時-7時)、生産稼働していない時間帯の電気使用量を確認し、2015年のシステム導入前と比較し、ピーク消費電力11,480kWhを、2018年同月の消費電力5,623kWhまで下げ、51.0%削減することができました。そして、このシステムは、東莞市当局による審査でAランクの認定をいただいています。

冷凍ユニット
高効率モーター
エネルギー管理システムのモニター
エネルギー管理システムのモニター
システムの認定証
システムの認定証

2019年度の目標

2019年度の環境目標は温室効果ガス排出量、エネルギー使用量を総生産原単位改善率 前年度比2%以上、水使用量を総生産原単位改善率 前年度比8%、産業廃棄物排出量を、総生産原単位改善率前年度比10%以上としています。現在まで推進してきた無駄の排除に加え、さらに、空調システムの改良、コンプレッサーのインバーター化、再利用エネルギーの導入などを推進する予定です。

廃棄物排出量削減の取り組み

2016年度までは廃棄物リサイクル率99.6%以上の維持を環境目標として取り組んできましたが、2017年度以降は、環境マネジメントシステムのグローバル統合に伴い、産業廃棄物排出量の原単位の削減を新たな目標とし、さまざまな取り組みを進めています。
その1つとして、危険廃棄物の回収には専門の担当者を設定し、一対一の確認体制を敷いています。例えば、油を含んだウェスの廃棄については回収時に確認をし、無駄に廃棄していれば写真を撮って部門にフィードバックしています。さらに、無駄な廃棄をしている事例について、月1回の環境管理委員会で公表し横展開を行います。例えば、廃棄されたグリスなど化学品の容器に中身が多く残っていることがありました。これは、容器の口が小さく、最後まできれいに中身が取り出せないことが原因でした。この問題を解決するため、専用のツールを開発して残留化学品を削減すると同時に、廃棄物の発生量も削減しています。
2018年度より、新たな取り組みとして、秤を設置し、各部門からの廃棄物の重量を正確に把握し、分別意識の向上と廃棄物抑制の意識付けを実施予定です。今後も廃棄物の性状を見極め、課題を明らかにすることで廃棄物対策を進めていきます。

● 有価物/産業廃棄物排出量の推移

廃棄物排出量の推移 図

廃棄物の再利用について

廃棄物の排出量を削減し資源を有効的に利用するため、2008年12月より廃棄物のリユースを促進する廃棄物再使用システムを構築しました。このシステムでは、部門から破棄申請された物品について、再使用の価値があると思われる物品を選び、社内のデータベースに写真と仕様を掲示して再使用を呼びかけています。2018年度には7,707件(ビニール袋:7,285枚、作業服:69枚、作業台:17個、TONER BOX:13個など)の再使用があり、有効活用が行われました。

● 再利用事例

トナーの梱包用ビニール袋
トナーの梱包用ビニール袋
樹脂手袋
樹脂手袋
トナー梱包用の輪ゴム
トナー梱包用の輪ゴム

グリーン購買を推進

廃棄物の排出量を発生源から削減するため、当工場では積極的にグリーン購買を推進しています。主な例として、部品納品時の梱包箱を従来のダンボール製から丈夫なプラスチック製通い箱に切り替えています。

水使用量削減の取り組み

中水処理装置
中水処理装置

2018年度は、水使用量原単位1%削減の目標を立てていました。水の節約を励行する以外に、節水蛇口に切り替えるなど、水使用量と排水の排出量の削減を図っています。さらに、中水設備の導入も行いました。
また、洗浄排水はいままで汚水処理場にて処理し、政府のパイプに放流していましたが、2018年8月、新DRUM棟の立ち上げに伴い、洗浄排水を再利用できるように中水処理装置を導入し、A1棟と新DRUM棟のボイラー、チラー冷却水に再利用することによって、約1,800m³/月の水使用量および排水の排出量の削減ができるようになりました。(2019年5月には、中水再利用範囲を他の棟にも拡張し、約3,000m³/月の再利用が可能となる見込みです。)
これらの取り組みによって、2018年度は前年度比で約6,722m³の水使用量を削減することができました。

● 水使用量の推移

水使用量の推移

排水処理対策

排水処理施設
排水処理施設

工場内に工業用水排水処理施設1カ所、生活排水処理施設2カ所があり、毎週水質測定を行うとともに、外部機関にも定期的な測定を委託しています。地元東莞市の排水基準を常に守り、政府の抜き打ち検査にもすべて合格しています。

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