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LCAの実践

京セラドキュメントソリューションズでは、製品が環境にもたらす負荷を製品のライフスタイル全体で把握し、低減させていくため、全製品のLCA(ライフサイクルアセスメント)を実施しています。

LCA(ライフサイクルアセスメント)とは

LCAとは、製品やサービスを、資源の採取から製造、輸送、使用、廃棄、リサイクルの各段階(ステージ)で使われた資源やエネルギー、排出物の量を数値で表し、環境に与える負荷を“見える化”する手法のことです。

温暖化や資源枯渇といった環境影響度の“見える化”によって、事業における環境負荷低減活動の計画や成果を、客観的に評価できるわけです。

LCAは国際標準化機構(ISO)において、算出方法はISO14040とISO14044で、公開方法はISO14025で規定されています。

当社は、ISO規格に基づくLCA手法を用いたタイプV環境ラベルとして国内唯一の「エコリーフ環境ラベル」を取得しています。LCAを実施するためのデータ集積システムを構築し、エコリーフのシステム認証を取得したことにより、製品のLCAの継続的な実施や、エコリーフ環境ラベルのタイムリーな公開が可能となりました。

ライフサイクルステージ

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LCAにより期待される効果

LCAの実施によって、以下のような効果がもたらされると考えられます。

  • 効果を数値で表せるため、複数の環境対策から最適な技術を選択できる。
  • ライフサイクルの段階ごとに環境影響度が“見える化”できるため、環境負荷の低減効果の高い項目が評価できる。
  • ライフサイクルの段階ごとの環境負荷量(環境影響度)が分かるため、ひとつの問題からもたらされる新たな環境負荷や、他の段階への波及・移行を防止できる。
  • 環境負荷に対する対策・効果を数値で表せるため、科学的・客観的な環境政策のための意志決定の根拠が得られる。
  • 製品の販売を開始する段階ですぐにLCAデータをWeb上で公開できるため、環境情報をタイムリーに提供、公開できる。

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当社の取り組み

当社では、既存の全製品を対象にLCAを実施しています。その結果、新製品のLCA結果を前身機と比較して評価できるようになりました。その一例を紹介します。

対象機種の仕様

(主な項目を抜粋)
TASKalfa 305(評価機) KM-3060(前身機)
1 印字速度(枚/分) 30 30
2 製品重量(kg) 53 76
3 生涯印字枚数(枚) 540,000 540,000
4 発売日 2011年1月 2007年11月

評価事例

図は評価機TASKalfa 305とその前身機であるKM-3060のライフサイクルにおける温暖化負荷量を表したものです。

製品ライフサイクルにおける温暖化負荷比較

製品ライフサイクルにおける温暖化負荷比較

製品本体の評価

TASKalfa 305では本体重量の低減と緩衝材のパルプモールド化により包装材重量の低減させており、これにより素材製造におけるCO2排出量を26%削減できたことが分かります。

使用時−消費電力評価

TASKalfa305ではスリープ時消費電力1W(前身機比1/9)を実現することで消費電力の低減を図っており、これによりCO2排出量を27%削減できたことが分かります。

使用時−消耗品評価

TASKalfa305では長寿命設計を駆使した交換パーツの削減と消費量を低減したトナーを開発し採用しており、これにより使用時消耗品によるCO2排出量を37%削減できたことが分かります。

以上のように、製品のLCAを実施することで、ライフサイクルにおける各段階での環境負荷低減技術の採用効果が把握できます。

当社ではこのように評価した結果を次期新開発機種の設計目標の設定に役立て、さらなる環境負荷の小さい製品づくりを目指しています。

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