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特集「包装設計における環境配慮の取り組み」

これまでの技術の蓄積を土台に、新たな目標へ。

(社)日本包装技術協会主催の日本パッケージングコンテストで、
お二人の設計した包装が受賞を果たされたそうですね。

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板野はい。当社は2004年度から7年連続受賞しています。2004・2006・2008・2009年度は、同コンテストの受賞者だけが応募できる、世界包装機構のワールドスター賞も受賞することができました。

中村もともと、社外に向けて、当社の包装材の取り組みをアピールしていくことを目的に、コンテストへの応募が始まったんです。7年連続受賞はとても光栄なこと。もっとも、ここ数年は何としてでも受賞しなければならないと、少しプレッシャーが大きいかな…(笑)。

板野出展した2作品がともに受賞して、正直言ってほっとしています。3Rの中で、当社が特に注力しているのが「リデュース」です。紙系の包装材を使いながら、いろいろ工夫して、包装材の使用量を減量していることがコンテストでも評価されていると感じます。

コンテストへの応募のほかに、社外へのアピールはしているのですか?

中村アピールという目的だけではなく、私たち自身の切磋琢磨や他社との情報交換の機会を得るという意味合いもあって、業界団体、研究会などに参加して当社の取り組みを発表し、社外の方と交流しています。

板野2009年9月には、日本包装技術協会の関西支部の特別例会として、「関西輸送包装ディスカッション」を開催しました。事前のアンケートに基づいて決定したテーマについて、参加企業の皆さんが熱い議論を交わされ、好評でした。

中村微力ながら、包装業界の活性化にも貢献できているのではと思います。このような活動をこれからも続けていきたいですね。

包装の理想の形は?包装はどのように進化すればいいと思いますか?

中村包装は、ないのが一番だと思います。

板野同意見です。包装の究極のかたちは「なくなること」だと思います。

中村そうはいっても、現実には包装を全くなくしてしまうのは難しい。ITを活用して、企業の垣根を越えて、包装材をリユース、リサイクルができるようにならないかと思っています。

板野これからの包装の未来は「物流」の動向に左右されるのではないでしょうか。先ほど、中村が話した、企業の垣根をとっぱらって、というのはいい考えですね。トラックの帰り便の利用など、企業同士が共同して行う取り組みがもっと増えてもいいかもしれません。

最後に、将来の夢や目標について、お聞かせください。

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中村近年、包装業界では環境への配慮などから、紙系の包装材に注目が集まっています。そのような業界の動向を見るにつけ、私たちが紙系の包装材にこだわって、取り組んできた歩みが間違ってはいなかったんだなと思い、自分の仕事に誇りを感じています。夢は、いつか、日本パッケージングコンテストの最高峰である「JAPAN STAR賞」をとること。そのためにも私たちの後輩に早く育ってもらわないと…。私たちが積み上げてきた、人にも、製品にも、環境にも優しい包装のノウハウを、若い人たちにしっかり伝えていかねばと思います。

板野私たちが普段、利用している段ボール箱の形を考えた人ってすごいと思うんです。折りたたむことも、組み立てることもすぐにできる。あのようなベーシックで、社会の役に立つ新しい包装材をつくりたい。漠然としていますが、「これが、京セラミタの包装だ」とひと目でわかってもらえるような、包装を打ち立てたいと思います。

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日本パッケージングコンテスト 受賞実績

受賞作品名に印が付いた作品は世界包装機構「ワールドスター賞」も受賞
年 度 受賞作品 受賞のポイント
2004 カラー複合機 KM-C2630D 発泡スチロールを使わず、段ボールのみで包装。
2005 汎用性パルプモールド緩衝材 環境へ配慮したパルプモールド。梱包作業の効率化にも貢献。
2006 トナーコンテナ(TK-310) 組み立てが容易な段ボール1シートのみによる包装。糊の使用量ゼロを実現。
2007 複写機用ガラスの段ボール包装 割れやすいガラスを段ボールで包装。
ドラム輸送用リユース緩衝材 リサイクル可能なPET材を使用したドラム輸送用リユース緩衝材。形状の工夫により、減容化・輸送効率の向上を実現。
2008 カラープリンター FS-C5300DN 段ボールのみの緩衝材設計。緩衝材の左右共通化、部材の統合を行い、使用量の削減を行った。
2009 カラープリンター FS-C5400DN
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33.5kgの製品をパルブモールドで実現。共通化と薄肉軽量化技術により包装材のアイテム数使用量を削減。
2010 モノクロMFP FS-3040MFP
スライディングトレイ方式包装材
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製品を横方向にとりだせる形状とし、開梱時の負担を軽減。ユーザービリティーの向上を図った。
カラープリンター用トナー包装の改善
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トナーの粉体の固まりを防ぐため、従来から縦に置けない形状としていたが、この包装をコンパクト化。作業効率、取り出しやすさを改善。
特集3
徹底的な検証とフィードバックにより、製品と包装の両方が進化していく。

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