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特集「包装設計における環境配慮の取り組み」

「製品を守る」包装から、「環境も守る」包装へ。環境配慮にこだわった私たちの取り組みは、包装の常識への挑戦でした。

1992年、京セラミタは、エコシスプリンターの販売を契機に、全製品を対象に、環境に配慮した包装へとシフトチェンジしました。そのひとつの答えが、それまで緩衝材や固定材として使っていたプラスチック系包装材の使用をやめ、段ボール、パルプモールドといった紙系包装材へ切り替えることです。当社の包装設計グループは、さまざまな技術的課題をクリアしてかつては不可能と考えられていた領域にも紙系包装材を使用。省資源を追求した環境配慮の包装が評価され、2010年度には、日本パッケージングコンテストにおいて7年連続受賞の栄誉に輝きました。受賞の喜びにわく包装設計者たちに、環境配慮設計へのこだわりと未来に向けた夢を語ってもらいました。

中村 敏之 写真

技術本部 MFP2統括技術部
第21技術部 MD22課

中村 敏之

1985年入社。機構設計に従事していたが、2002年、現・MD22課へ移動。包装管理士。

板野 篤 写真

技術本部 MFP2統括技術部
第21技術部 MD22課

板野 篤

1990年入社。入社以来、一貫して包装設計に携わってきた。
包装管理士。

紙系包装材への挑戦─それは、エコシスの誕生から。

紙系にこだわった包装がスタートしたのはいつ頃のことでしょうか?

板野できるだけ環境にやさしい包装材を使いたいと、オール紙系を目指す取り組みを始めたのは、エコシスプリンターの販売がスタートした1992年のことです。エコシスは「地球環境へのやさしさ」を最大のアピールポイントとしており、そのデビューにはこれからの複合機やプリンターは、ライフサイクルを通じて環境に配慮したものであるべきだという強烈なメッセージがこめられていました。このことを契機に、経営トップから、当社のすべての製品開発において、包装を環境に配慮したものとするよう、包装設計グループ(現・MD22課)へ指示がありました。

環境に配慮した包装とは、どんな包装なのでしょうか?

中村包装には、「製品の保護」「荷役・保管の効率向上」といった本来もつべき機能があります。一方、包装は、製品がお客さまの手元に届いた時点でその役割を終え、不要となってしまうものでもあります。そのような性質を踏まえた上で、環境負荷がより少ない素材を必要最小限使い、なおかつ開梱しやすい設計を行うことが、包装の環境配慮だと考えています。

板野紙系の包装材は、段ボールをはじめとして、回収・リサイクルのシステムが世界的に確立されている点などから、環境配慮型だと言えます。当社は1992年当時から、包装材を可能な限り、「紙系」で統一することに決め、取り組んできました。

その後、徐々に環境配慮の方針が確立されていったのでしょうか?

中村紙系材料の使用のほかに、「過剰包装にならない、適性設計」、「3R(リデュース・リユース・リサイクル)への配慮」、「流通時・開梱時に取り扱いやすいユニバーサルデザイン」「積載効率の向上」といった方針は、1992年当時からありました。それを具体的に落とし込んだ当社の包装規格が随時更新され、今では当時より厳しいものになっています。

板野たとえば、製品の固定に使う「テープ」。以前は、これといった決まりはなく、包装設計スタッフが自由に使っていましたが、7年前に「5本以下」という目標が設定されました。これは、今では「3本以下」にするよう決められています。

イメージ

中村上司がそういった目標を設定したり、目標がよりシビアになったりするたびに、途方にくれます(笑)。でも、いろいろ試行錯誤して目標を達成していくうちに、以前は「こんなことはとても無理」と思っていたことでも、当たり前になってしまいますね。

板野テープなど小さなことだと考えられがちかもしれませんが、その本数が増えれば、お客さまがそれを取り除く手間が増え、開梱時のごみも増量してしまいます。そういった些細と思えるようなものでも見逃さず、徹底的に省いていく。そのことが、省資源にも、お客さまにとっての利便性の向上にもつながるのではないでしょうか。

特集2
包装材と製品。その両方を知り尽くしているから、弱点が克服できた

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