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都心への店舗進出を考える時、知っておくべきスペース有効活用術

コラム2018/03/06

都心への店舗進出を考える時、知っておくべきスペース有効活用術

郊外都市で店舗を増やして成長し、次のステップアップに”都心への出店”を考えている企業様は多いのではないでしょうか?とはいえ、場所が変われば顧客もスタッフも立地も変わるもの。いくら良い商品・蓄積したノウハウを持っていてもそれが全て武器になるとは限りません。まずは、都心と郊外で店を出す際の違いについて理解する必要があります。

都心へ出店する際のメリットとデメリット

都心と郊外の違いは何と言っても人の数にあります。駅前に店舗を構えれば、毎日大勢の人がその駅を使う”ついで”に店舗へ足を運んでいただける可能性があり、集客をしなくてもある程度の来店が見込めます。また、顧客の生活リズムがつかみやすく、混雑する時間帯を想定して柔軟にスタッフを配置することが可能です。さらに、一度話題になれば、交通の便もよく容易に足を運んでいただける点もメリットの1つです。一方で、最大のデメリットは地価の高さです。郊外に比べて狭いスペースに何倍もの家賃を払わなければなりません。また、賃金が高く、十分な数のスタッフを雇うことができないという課題もあります。また、コンビニや百貨店のように何でも揃う店舗と競合するためには、自店ならではの独自色や専門性を高める一方で、多種多様な顧客のニーズに応えるためにある程度の品数を揃えるなどの戦略検討が必要です。

都心へ出店する際のメリットとデメリット

まずはスペースの有効活用を考える

まずはスペースの有効活用を考える

都心への出店で一番のデメリットは売り場面積が狭くなることですが、この課題解決のポイントは、商品陳列の工夫で対応できます。

狭いながらもたくさんの商品を並べ、利便性の向上を図ったり、多様なニーズに応えることで、来店する顧客を増やす方法、あるいは、狭い空間だからこそ、品数を減らしディスプレイや装飾にこだわって専門性を高め、1人あたりの購買単価やリピーターを増やす方法など、店舗の特長にあわせた様々な選択肢があると思いますが、共通して言えることは、狭いスペースの有効活用が店舗の売上拡大につながるということです。

また、ここで忘れてはいけないのが、スペースの全てを”売り場”として利用できる訳ではないという点です。スタッフのロッカールームや商品在庫置き場、さらには事務スペースなど、顧客には見えない場所をどうしても確保しなくてはなりません。この問題は、郊外など土地が広い店舗にとっては関心の薄いことかもしれません。しかし、都心に出店をする場合、これらのスペースをいかに節約できるかが、売上拡大の鍵となるのです。

こちらの記事では、スペース節約の一例として備品をまとめて事務所を広くつかうコツを紹介しています。あわせてご一読ください。

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