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製品の交換や廃棄を低減する長寿命設計や、部品のリユース・リサイクルに配慮した3R設計、温室効果ガスの排出を抑制する低消費電力設計などさまざまな面において環境に配慮した設計を行っています。

“環境に優しく、経済的”、過去より培ってきたエコシスコンセプトに基づく長寿命、オンリートナー設計は、エコシスプリンターだけでなく、TASKalfaシリーズに代表される複合機製品含む、当社全製品の開発コンセプトとして踏襲されています。 同時に、いつの時代においても“エコシス”ブランドにふさわしい、卓越した環境配慮型製品であり続けることを製品開発の基本方針と捉え、部品のさらなる長寿命化、省エネルギー対応、3R設計等々、さまざまな面において常により以上の環境性能の向上を目指し、新製品開発や技術開発に取り組んでいます。


プリンターは通常、数万枚の印刷で感光ドラムやその周辺の部品を交換する必要があります。それはプリンターに用いられる一般的な感光体であるOPCドラム※の寿命が短いためです。当社は製品のセグメントにより、耐久性能にすぐれたa-SiドラムとOPCドラムの両方を採用しています。
2010年販売開始したTASKalfa 205c/255cなどに搭載される当社独自開発のPSLPドラムは表面の感光層を単層構造とすることによりOPCドラムでも20万枚の耐久性能を実現しています。
また2010年販売開始したTASKalfa 255/305などに搭載される当社独自開発のa-Siドラムは、周辺技術を含めエコシスプリンター開発当初から30万枚という、他を圧倒するロングライフを実現するためのキーテクノロジーとなっています。
さらに2011年販売開始したTASKalfa 3050ci、3500iなど中高速のモノクロ/カラー複合機新製品には新開発のa-Siドラムを搭載しています。これは表面保護層の硬度をさらに高め、かつ摩擦抵抗を抑えることで、従来比2倍の60万枚という圧倒的なロングライフを実現しました。
※OPCドラム:OPC(Organic Photo Conductor:有機光導電体)を使用した感光ドラム

当社のプリンターにおいて唯一の消耗品であるトナーも、画像品質を維持、向上させつつ、その消費量の削減を図ることで、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量を抑制しています。
2009年以降発売の新製品からは、粒子形状が均一で滑らかな新開発のトナーの採用により、画像精細度を向上させ、高画質化を図るとともに、小粒径化により、従来のトナーに比べ、同じ画像濃度でもトナーの消費量を30%低減しています。


原材料の約30%に植物由来原料を採用することで、従来の石油由来原料を用いたトナーと比較し、廃棄焼却時のCO2排出量を削減できるトナーが、2010年に当社が開発に成功したバイオカラートナーです。
植物を原材料として用いた製品が焼却の際に発生するCO2 は、植物が成長過程において吸収したCO2と変わりません。そのため植物由来の原材料を用いた製品は、大気中のCO2の総量に影響を与えない(カーボンニュートラル)と言われています。


設計初期の段階から「環境配慮設計基準」に基づき、設計者がチェックを行うアセスメントを実施し、3R(リデュース=減量、リユース=再使用、リサイクル=再資源化)の観点に配慮しながら、製品を開発しています。
アセスメントのチェック項目には、「従来製品から、どれくらい部品点数や製品重量を削減できているか」、「再生樹脂やリユース部品をどのように採用するのか」なども含まれており、部品製造時や製品組立時、環境への負荷低減に寄与する設計目標なども、数値化して評価するようにしています。また、省エネ基準や各種環境ラベルなどへの適合については、満たすべき要件として、製品仕様書にも明記しています。
これらの基準や仕様書の順守や、アセスメントの実施によって、環境配慮製品の開発を推進しています。さらに、製品設計だけでなく、製品の梱包や物流の面においても、環境配慮の観点から設計の見直し、改善を継続して行っています。

複合機やプリンターの使用時に発生する環境負荷を表す指標のひとつに、消費電力量があります。特にオフィスで使用されるネットワークプリンターにおいては、常に電源が入った状態で待機しているため、待機時の消費電力量を削減することが、環境配慮製品を開発するうえでの重要な課題です。
2010年から販売を開始したTASKalfa 305/255、TASKalfa 255c/205cは、新開発のコントローラーにより、待機時のネットワーク監視や電力コントロールを効率よく行い、スリープ時の待機電力量1W以下を達成しました。

▲新コントローラー
2010年から販売を開始したカラー複合機TASKalfa 255c/205cには用紙上のトナーを熱溶着させるための定着システムとして、熱効率の高い新開発のIH方式の定着システムを搭載し、消費電力の削減と、節電モードからの復帰時間の短縮を図っています。
従来のハロゲンヒーター方式の定着システムは、ハロゲンヒーターの輻射熱により被加熱物が加熱されるため熱変換効率が85%程度でした。これに対し、IH方式では直接被加熱物を加熱できるため、熱変換効率が90%以上に向上しました。
2010年から販売を開始したカラー複合機TASKalfa 305/255、TASKalfa 255c/205c、および以降の複合機新製品にはすべての光源に白色LEDを使用した新開発のスキャナーを搭載しています。
これにより従来のキセノンランプ方式のスキャナーに比べ、消費電力量を1/5程度に低減できました。また、ランプの発熱量を大幅に抑えられるため冷却システムが不要となり、部品点数の削減が図れると同時に、ランプの長寿命化も推進。その点においても製品の温暖化負荷影響の低減に寄与しています。

▲新開発スキャナー

当社は1997年、世界で初めて、環境先進国・ドイツのエコマーク「ブルーエンジェル」をプリンターで取得しました。
同マークは環境保全ならびに消費者保護に関する関心を促進し、特に環境保全についての包括的な配慮、さらに高水準な労働安全衛生や使用品質をも満たす製品およびサービスへ授与されるもので、最も厳しい環境ラベルとして、多くの環境ラベルのベースとなっています。

現在、当社の製品はすべてその厳しい基準をクリアしており、地球温暖化をもたらす環境負荷の低減だけでなく、粉塵・騒音の抑制、VOC※排出量の削減など、オフィス環境の保護といった点からも優れた環境性能を発揮しています。
※VOC:揮発性有機化合物。Volatile Organic Compoundsの略称。トルエン、キシレン、酢酸エチルなどが代表的な物質であり、塗料、印刷インキ、接着剤、洗浄剤、ガソリン、シンナーなどに含まれる。

当社の製品には従来よりa-Siドラムをはじめオゾンの発生がより少ない、正帯電(+帯電)で用いることのできる感光体を採用しています。その正帯電の感光体とローラー帯電システムを組み合わせることで、従来の帯電方式では少量発生していた臭気を伴うオゾンの発生を、測定が困難なレベルまで軽減しています。
2010年から販売を開始したFS-C2026/C2126MFP、TASKalfa205C/255Cなどの新製品においては、OPCドラムにローラー帯電を組み合わせた新開発の帯電システムを搭載しました。それによりオゾンの低減を図るとともに、OPCドラム+接触ローラー帯電のシステムでも20万枚の高耐久性能を維持しています。


TASKalfa 5550ciシリーズは、カラーMFPのTASKalfa 552ciシリーズの後継機として登場しました。このシリーズに搭載された環境配慮機能についてご紹介します。
TASKalfa 5550ci/4550ci/3550ci/3050ci
ドラムの表面の硬度を高め、用紙による摩耗を低く抑えることにより、従来の2倍の耐久性を実現しました。長寿命化による廃棄物の削減と、メンテナンスの簡素化による生産性向上に貢献しています。
トナーの使用量をセーブしてカラープリントが可能なエコプリント機能を搭載しています。従来機のエコプリント機能と比較して、画質の向上や5段階のセーブ段階設定機能など、性能の向上も図っています。
毎週の曜日毎に電源のON/OFF時間を設定することができるウィークリータイマー機能が搭載されています。曜日毎の決まった時間に電源をOFFするなどの設定が可能なため、無駄な電力消費を抑えることが可能です。
お客さまの声を反映し、従来機と比較してより分かりやすいボタン配置への変更、操作ステップの削減、簡単セットアップ、表示画面の視認性の向上などを行い、操作性の向上だけでなく、誤操作による無駄の発生を防いでおります。
光源に白色LEDを搭載することにより、ライトの長寿命化、小型化による省スペース化の実現、消費電力の低減、熱量の低減などを実現し、環境性能を向上させました。

カラー複合機「TASKalfa 5550ci」が最高評価の「Highly Recommended」の認定を受けました

2011年4月に販売を開始したカラー複合機「TASKalfa 5550ci」が、米国のオフィス機器評価機関「BLI」社※の、2ヶ月間に渡る厳密な評価テストの結果、「信頼性」「カラー及びモノクロ出力時の生産性」「ネットワークセットアップの容易性」「アプリケーションとの互換性」「製品価値」の5項目で最高ランクの「Excellent」の評価を受け、総合評価でも最高ランクの「Highly Recommended」と認定されました。
※「BLI」社: BLI社は1961年から50年間にわたって、世界中で販売されているオフィス機器について、信頼性、生産性、画質、ユーザビリティなどの観点から評価している独立調査機関です。

当社は1992年、部品の長寿命設計を追求したエコシスプリンターを販売して以来、今日まで、あらゆる事業活動において環境配慮を第一義に取り組んできました。包装においても、それまで使っていたプラスチック系包装材の使用をやめ、段ボール、パルプモールドといった紙系包装材へ切り替える発想転換を行い、さまざまな技術的課題をクリアして、かつては不可能と考えられていた領域にも紙系包装材を使用しています。
包装には、「製品の保護」「荷役・保管の効率向上」「過剰包装にならない適性設計」、「流通時・開梱時に取り扱いやすいユニバーサルデザイン」「積載効率の向上」といった本来もつべき機能があります。
一方、包装は、製品がお客様の手元に届いた時点でその役割を終え、不要となってしまうものでもあります。そのような性質を踏まえた上で、環境負荷がより少ない素材を必要最小限使い、なおかつ開梱しやすい設計を行うことが、包装の環境配慮だと考えています。
京セラドキュメントソリューションズは包装設計にも独自の取り組みを続け、日本パッケージコンテストにおいて8年連続で受賞しました。 とりわけ2010年、2011年は2年連続で2件が受賞するなど、環境に配慮した包装設計に取り組む姿勢が評価されています。 ここでは、「2011日本パッケージコンテスト」で受賞した2件を紹介します。
今回受賞した無接着ジッパー開梱方式トナー包装材は、@取り出し面を大きくし、ジッパーを用いて取り出しやすさが向上、A集合ケースからの取り出しやすさが向上…など、お客様目線でのユニバーサルデザインを重視するとともに、省資源・作業性・経費削減などを同時に実現したことが評価されての受賞となりました。
▼無接着ジッパー開梱方式トナー包装材の開発

写真左:1枚のシートで構成し、ロック部分を工夫し接着剤なしで箱を構成
写真右:使用済み後再封緘した状態で、未使用品との区別が一目瞭然
トナーコンテナ用個装ケースを改良し梱包材料の大幅な削減と、容積の小型化による保管スペースの削減、輸送効率の向上をめざしました。その結果、容積で23%、梱包材料を33%削減を実現しこの度の受賞となりました。
▼トナーコンテナ用包装材の材料費削減

写真左:改善前 / 写真右:改善後
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