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エコロジスティクス

京セラドキュメントソリューションズでは、部品調達、生産拠点間の輸送および製品をお客さまにお届けするまでの物流段階で、国内外の輸送にかかわる環境負荷を軽減するため、全世界でモーダルシフトの推進、輸送効率・輸送方法の改善および梱包方法の改善などさまざまな取り組みを行っています。

物流網の改善によるCO2排出量削減

製品出荷

トラックコンテナ輸送 写真
トラックコンテナ輸送
鉄道コンテナ輸送 写真
鉄道コンテナ輸送

当社の複合機・プリンター生産の主力工場である石龍工場(中国)は、広東省東莞市に所在し、生産された製品は、主にトラックで深圳塩田、蛇口などの港まで輸送し、船積みを行い世界各地へ出荷していました。2012年7月から、深圳塩田港へ輸送する製品を東莞常平駅から深圳塩田港までを、トラックと鉄道輸送を組み合わせたモーダルシフトに切り替えました。従来のトラックだけで輸送する場合にくらべて、輸送に伴うCO2の排出量を1/10以下に削減することができました。また、2013年7月には工場の近くに新しくできた石龍港駅の利用を開始することにより、トラックの輸送距離を短縮しCO2排出量が削減できました。

製品の在庫、配送物流

● オランダ ロッテルダム港から欧州物流センターまでの各輸送手段の利用比率:2016年度

オランダ ロッテルダム港から欧州物流センターまでの各輸送手段の利用比率:2016年度 図

当社は欧州での物流拠点としてオランダのベリンゲに欧州物流センター(EDC: European Distribution Centre)を置いています。EDCに搬入される製品は主に石龍工場(中国)、ベトナム工場から出荷され、オランダのロッテルダム港で陸揚げされます。ロッテルダム港から内陸部のベリンゲまでは、さまざまな輸送手段がありますが、環境への負荷が少ない鉄道輸送と河川を経由してバージ船で輸送するモーダルシフトを推進しています。

バージ船:港から、河川や運河を利用して目的地までコンテナを運ぶ小型の輸送船。

バージ船
バージ船

コンテナラウンドユース推進

枚方工場では、2013年8月より製品輸入に使用したコンテナを、部品輸出に使用するという自社内でのコンテナラウンドユースを立ち上げ、運用を開始しました。
従来は、輸入に使用したコンテナは空で港へ返し、輸出に使用するコンテナは空で港から運び込み使用していましたが、ラウンドユースを実施することによりコンテナを効率的に使用でき、CO2排出量を削減できました。また、2015年9月から枚方工場近隣他社と協業したコンテナラウンドユースの運用を立ち上げ、更なるCO2削減を推進しています。

自社内コンテナラウンドユース推進 図

包装材削減の取り組み

京セラドキュメントソリューションズは、2004年から11年連続で、日本パッケージングコンテストを受賞してきました。これは、製品をお客さまのもとまで無事届けるための梱包を開発することを常に念頭に置きつつ、無駄のない梱包設計を行うことで、使命が終わるとゴミとなってしまう梱包材の削減に取り組み続けてきたことによって成し遂げられた成果である、と自負しております。
ここに、当社が取り組んできた取り組みについて紹介いたします。

  1. 1小型プリンタースマート包装

モノクロA4プリンター「ECOSYS FS-1040」/「ECOSYS 1060DN」の梱包では、プリンター本体と本体ケース内側との緩衝距離を、これまでの50-60mmから、紙系緩衝材としては業界初の30mmに縮めることにより、本体ケースのコンパクト化を達成しました。このコンパクト化により、部材費の削減はもとより、1つのコンテナで運べる台数が、これまでの最小サイズのプリンターであった、「ECOSYS FS-1300D」の1.8倍となったことで、1台あたりの輸送費が大幅に削減されました。
また、プリンター本体と本体内側ケースとの距離を小さくすると、製品を箱から取り出す際、箱に手が入りません。この課題を解決すべく、製品を保護する袋に取っ手を付けて箱から引き上げる方式に変更し、取り出しやすさの改良も同時に行いました。

製品保護袋(取っ手をもって引き上げる様子)
製品保護袋(取っ手をもって引き上げる様子)
緩衝距離30mmを実現した包装
緩衝距離30mmを実現した包装
  1. 2「ECOSYS FS-4100DN」/「ECOSYS FS-4200DN」/「ECOSYS FS-4300DN」の梱包材の削減

モノクロA4プリンター「ECOSYS FS-4100DN」/「ECOSYS FS-4200DN」/「ECOSYS FS-4300DN」の本体ケースの梱包は、パルプモールドの形状を工夫して、上記小型プリンター同様、緩衝距離30mmを達成しました。前身機のものと比較して、プリンターの大きさが約5%大きくなったにもかかわらず、約30%の減容を達成することが出来ました。
また、前身機の梱包仕様ではセットアップ用同梱トナーをプリンター本体の上に配置していましたが、マシン内部にトナーを配置するなど仕様を見直し、その結果として、上記の梱包材削減を達成するとともに、本体ケースの梱包が小さくなったことにより、1台あたりの輸送費を30%も削減することが出来ました。

今後も我々は、梱包材の削減と本体ケースの減容化に取り組み、地球環境対応に貢献していきます。